The Perfume of the Lady in Black

ミムジー・ファーマー

ローマ市内の高級アパートにひとりで暮らす女性シルヴィア（ミムジー・ファーマー）。化学薬品研究所の主任研究員として働く自立したインテリ女性だった。普段はプライベートでの人付き合いをなるべく避けているほどの人見知りの彼女が、珍しく大学教授アンディの自宅へ晩さん会に招かれる。いつしか話題はアフリカで本人に全く気付かれぬまま悪魔への生贄を選び、ゆっくりと時間をかけて標的を自殺へ追い込んでいく邪悪なカルト集団の話になる。その話を信じないシルヴィアだが、なぜか心に引っかかる。それ以来、シルヴィアの身辺で不可解な現象が相次いでいく。突然目の前に現れる20年前に自殺した母親の幻影、少女時代の暗い記憶を呼び覚ます悪夢のような幻覚。母親の再婚相手による性的虐待のトラウマ。心かき乱された彼女は、今は廃墟となった生家へ足を踏み入れる。

これは1974年の作品ですな。