青春の墓碑銘/Love Between the Raindrops
テレサ・ポコルナー
1925年のプラハ。靴修理屋のブルシークは、良いくらしを求めて、妻と三人の子供を伴ってプラハのジシコフ街に移って来た。しかし妻は間もなく死に、仕事は一向にうまくゆかない。頼りにならない父親の元を、まず娘のヴィエラが出てゆき、長男のペパンも鉄道で働きたいと言って出ていった。残された次男のカイダは、まだ学生だ。彼は、ある日、パイヤ(テレサ・ポコルナー)という少女と会い、二人だけの秘密の場所を見つける。それは、老人の薬剤師が所有する荒れはてた庭だ。カイダは、ペパンにパイヤを紹介するが、呑んだくれの父に変わって今では主人となっていたペパンは、大人としての悪知恵が設わっており、彼女をそそのかしてホテルヘ誘った。それを知ったカイダは、兄に決闘を申しこむが、カイダは兄を打ちまかすことができなかった。パイヤは、彼から去ってゆき、カイダは傷つく。ジシコフの街に冬が訪れ、一家が完全にバラバラになったころ、チェコにはナチスの魔の手がしのびよる。
チェコの作品ですな。テレサ・ポコルナーさん、幼い顔してちょっと艶っぽいですな。